変形性股関節症
鼠径部の痛みや、場合によっては膝が悪いと思っていたら、股関節だったりします。初期には股関節の軟骨がすり減り、進行すると関節の骨自体が変形破壊されていきます。先天的に股関節の発達が未熟な方がなる傾向があります。
運動療法と減量:荷重のかかる場所であり、筋肉増強(運動療法)や減量による負荷の軽減が大切です。杖を利用した免荷も役立ちます。日常生活に対し支障が強く出る場合は手術となります。
治療
当クリニックでは、保存治療として薬物療法と関節内へのヒアルロン酸注射を主に行いますが、体重のかかる部分であり難治性です。
炎症強い場合はステロイドや抗炎症剤の投与も考慮しますが、感染の危険も増加する為、糖尿病やステロイド内服中の方など実施できない場合もあります。
PENGブロック
このブロックは、手術などで股関節手術の際、術後の鎮痛目的に使われることもありますが、保険上は認められてはいません。自由診療枠での実施となります(1回4,000円税込)。