- 2025年7月22日
日本睡眠学会 第49回定期学術集会(6月28~29日)に現地参加しました。
それぞれ会場で写真を撮影してきたのでご紹介させていただきます。



会場が、病院内で広がっており、とにかく暑かったです。


いろいろな、最新の機器が展示されています。睡眠時無呼吸症候群の治療薬であるCPAPに関するブースを中心に見学していました。


睡眠学を教えていただいた恩師になります。現在は、滋賀医科大学の特任教授をされています。シンポジウムで座長をされていたので、シンポジウムに顔を出しに行きました。アジアの睡眠医療に携わっておられます。


日本睡眠学会員ですが、専門医以上を持っている医師は、内科、耳鼻科、精神科の先生がほとんどです。麻酔科で専門医を持っている医師はほとんどいない(自分を含め2人)と記憶しています。毎年参加はしているのですが、いつもちょっとアウェィ感があります。

今回、新しいオレキシン受容体拮抗薬であるボルノレキサント水和物の第Ⅲ相臨床試験結果が発表されていた為、ポスター発表の見学にいきました。検証的試験と長期投与試験の最初の結果報告です。いずれの試験結果も安全性に大きな問題はなく、入眠困難と睡眠維持困難に対する改善効果と、日中機能の改善効果も認めたとのことです。大会参加は、論文にもなっていないような、新しい知見や自分の知識のブラッシュアップ、モチベーション維持のため必要なものであると考えています。クリニックを休診しての現地参加は、患者さんに最適な治療を行うにあたって必要なものであると考えて参加しています。